今回はサブタイ通り大きな命の分かれ目があった。
【散った命】
【状態】 |
【戦闘相手】 |
【現状】 | |
アウル・ニーダ |
アビス撃破 |
シン・アスカ |
死亡 |
トダカ一佐 |
タケミカズチ撃沈 |
シン・アスカ |
死亡 | |
馬場一尉 |
ムラサメ特攻 |
(シン、レイ)ミネルバ右舷 |
死亡 | |
【残った命】
【状態】 |
【戦闘相手】 |
【現状】 | |
ルナマリア・ホーク |
ザクウォーリア大破 |
ムラサメ |
負傷 |
レイ・ザ・バレル |
ザクファントム中破 |
ムラサメ、キラ・ヤマト |
不明 | |
アスラン・ザラ |
セイバー大破 |
キラ・ヤマト |
無傷 |
スティング・オークレー |
カオス大破 |
キラ・ヤマト | 負傷 |
キラ・ヤマト |
フリーダム無傷 |
アスラン・ザラ他 |
無傷 |
シン・アスカ |
インパルス本体無傷
ブラストシルエット撃破 |
キラ・ヤマト他 アウル・ニーダ |
無傷 |
カガリ・ユラ・アスハ |
ストライク・ルージュ無傷 |
シン・アスカ他 |
無傷 |
ユウナ・ロマ・セイラン |
オーブ艦隊壊滅 |
ミネルバ・アークエンジェル |
無傷 |
ミネルバ |
死亡・負傷者多数 |
地球連合軍(主戦力オーブ艦隊) |
大破 |
アークエンジェル |
死亡・負傷者なし |
地球連合軍・ザフト軍艦ミネルバ |
無傷 |
J.P.ジョーンズ |
死亡・負傷者軽微 |
ミネルバ・アークエンジェル |
無傷 |
あいたたた…
アウルはようやくいいキャラに育ちつつあっただけに痛く、トダカは
ぐだぐだキャラの多い運命の中でもっともまっとうな人間だっただけに痛い。
どちらも殺したのは赤い瞳の虐殺者シン・アスカ。
今までは目立てない主人公として憐れまれ同情すらされていたと思うのに、
今度はこれで主人公なのかと多くの人を呆れさせたのではとビクビクである。
さて、今回は待ちに待った戦闘である。
バンクシーンのオンパレードなのだが、その中にきらりと光る新作カットを
見つけるのもまた種の楽しみ…ってとほほな楽しみ方だこと。
モビルスーツ戦はスピード感があってなかなか見せてくれるので期待したい。
アビスとブラストインパルスの戦いは非常に面白かった!(そりゃアウルの花道だからな)
アビスは水中から飛び出しては肩部シールド内に内蔵されている3連装の
ビーム砲を放ち、インパルスはそれをまるでサーフィンの如く避ける。
なに、あんな事もできるのブラストのブーストは?!高機能で面白いな〜。
もちろん水面だけじゃなくこのホバーは陸戦でもできるんだろうね?見たい。
でももう話数的に見られないか。次は宇宙で、パイロットはルナマリアかな。
ブラストがレール砲のデリュージーで攻撃に転じるとアビスが再び水中に潜る。
水中にもケルベロスをガンガン撃ち込むシン(ビームよりデリュージーの方がいいのでは?)
しかしそれをスイスイと避けるMS形態のアビス。さてはおまえたち今まで全然
本気で戦ってなかったなと思うほど今日は気合が入ってます(やはり花道なればこそ)
ステラがそうであったように、コーディネイターの作った機体を苦もなく
動かす彼ら強奪犯どもは恐らくはエクステンデッド…シンはあの時ステラを
迎えに来た「兄さん」の1人を思い出す。オクレ兄さんは画面の外に切れ、
フォーカルポイントがアウル(これは実はアスランの視点なのだが)なのはフラグなのか。
このわずか7話あとに彼がシンに殺されるとは思ってもみなかった。
いずれはと思っても今回とは…
再び飛び出したアビスは三連装ビームと共にまるでお花のような胸部の
カリドゥス複相ビーム砲を放つ。シンはなんと振り向きざまに咄嗟に
ブーストを切り、海に沈んでこの攻撃をやり過ごした。
そして再び飛び上がって「ウォー!」ポーズをとると、アビスの得物の
ビームランスに対抗してなんとシールド内からジャベリンが出てきたよ!
火力で勝負の豪快シルエットかと思いきや暗器みたいに隠してたよ!
ついに不殺をやめムラサメを撃墜したアスランはお約束の回想タイムに突入。
「おいおいおい、寝惚けてんのか?」
ま、似たようなもんですから攻撃しちゃってください兄さん。
アスランがヨロヨロしてる間に馬場小隊12機のムラサメはミネルバを狙い、
集中砲火を浴びた左舷のレイが被弾。そりゃあんた援護してくれるはずの
ルナマリアさんがいつも通り気合はスゴいがまったくもって当たらないのでは
さすがのレイさんもどうしようもない。白ザクは半壊。
その惨状を見てもなおくるくると逃げ出すアスランをオクレ兄さんが追う。
雲の中に入って一旦出てきたセイバーはモビルスーツに変型、でもすぐに
MA形態に戻ってすっ飛んでいく。なんでそんな無駄な事するのアスラン?
アビスはもう最後の見せ場で持ってる武器を全部使うぞとばかりに
クスフィアス改レールガンも使った模様。あのシールドも色々隠してるなぁ。
馬場一尉〜〜〜〜〜〜!なんでそこでモビルスーツになるとです〜〜〜〜〜〜!
レイが動けなければルナマリアの迎撃など怖くはない。
ミネルバに突っ込んだ馬場は難なく艦橋までたどり着きなぜかモビルスーツに…
ってそこでなっちゃダメです!減速して変形した瞬間、あっ!!ヤツが来る!!
とわかってしまったとです。案の定ヤツが来たとです。
またもやフリーダム祭の始まりです!
フリーダムの得意技はヤリ逃げヒット・アンド・アウェイだ。
ストライクの頃はなんと言ってもインファイトが得意で、バクゥにしろ
グーンにしろとにかく力技で蹴って撃ってぶん投げてと豪快な戦い方で
楽しませてくれたキラきゅんだが、4倍パワーで誰も触れないスピードを
手にして以来、すっかりそのスタイルに変わってしまった。
そのキラきゅんのスピードを避ける者などもはやコズミック・イラには
存在しない…はずだった。
またしても戦場講演会を始めたカガリにファイヤーフライをぶっ放すシン。
どわっ、シン!!あんたいくらなんでも主人公としてそれはやっちゃダメだろ(焦
戦闘能力の高低以前にメインキャラのカガリに向かってミサイルって…
さぁアスランはどう動くのか…カガリがあなたの仲間にロックオンされたよ?
誰は誰を守るんだったかな?ええ?
「シン!」
…え?
それだけ?え?それだけなのアスラン?マジで…?
そして姉を狙う不届き者にはムテキングの弟が立ちはだかる。
頭部バルカンだけであの誘導ミサイル群を撃ち落すかキラ・ヤマト!
さぁ主人公対決再び!シンはまた黙って刻まれるのか!?
「キラ!」
あ、もうきみいいから。きみにはホント、失望と言うよりビックリした。
向かってくるフリーダムに対して怒りを爆発させるシンは種を割る。
2クールは一度も割る事なく終わってしまったが久々である。
やはりシンの種割れの原動力は「怒り」のようだ。
キラきゅんが振るえば必ずや敵の動きを止める恐怖のラケルタビームサーベル。
シンはなんとそれをインパルス・リンボーダンスで避けた。
さすがのキラきゅんもビックリである。
しかしビックリするあたりにこの男の底知れぬ自信が垣間見えんか!?
なんだおまえ。自分がこの世界で最強だってホントに思ってるだろ!?!?
僕の剣を避けた!?まさか、ありえない。なんだ、コイツ!?
(一応)主人公です。
そのまま背面飛びを続けながら果敢にキラにジャベリンを振るうシン。
フリーダムのアゴ見ちゃったよ。ああなってるんだ?へ〜!と感心してたら
キラきゅんは華麗にダブルアクセルを決めて飛び去ってしまった<なぜ回る?
「ヤツとの戯れ事はやめろキラ!」
そしていよいよ本命登場。
俺とも遊んでくれよと嫉妬に燃えたアスランがキラに絡みに来る。
実に2年ぶりのバカ対決。もうこうなったら運命キャラなど置き去りである。
せっかく種を割ったのに手持ち無沙汰のシンをどうしてくれるのだ。
俺の見せ場は?シンの怒りはさらにヒートアップしていく。おにょれえぇ〜!
「下がれ」「やめろ」と言いながらフリーダムにまとわりつくセイバー。
もはやアスラン、戦闘など完全にそっちのけである。
いいのかアスラン、こんなところで遊んでいて。ミネルバは?
そんな2人のデートをジャマしくさったカオスにフリーダムが一閃。
いやホントにどう見ても一閃なんだけど。右肩から左脇腹にかけて一閃。
なのになんであの一太刀で身ぐるみはがされてんの!?キラきゅんマジックとしか思えん
腕も兵装ポッドもなくなったけど制御系は生きてるらしく離脱する兄さん。
その頃シンはキラきゅんに逃げられたので1人寂しく「アビス突き」をして
遊んでいた(最初何やってんのインパルスと思ったよ)すいすい逃げるゲンゴロウに
上からジャベリンを打ち込むのだがなかなかうまくいかない。
多分シンは金魚すくいが苦手だと思う。
短気を起こしてザブッとポイを突っ込み、破ってしまうタイプに違いない。
そんな1人遊びをしている寂しい子シンに、さっきはごめんね、
一発で葬ってあげられなくて…といわんばかりに迫るフリーダム。
ああ、ここでフリーダムがインパルスをやっていれば悲劇は起きなかったのだ。
しかし悲劇の立役者が無情にもライフルを撃ってキラさまを遮りシンを庇う。
ぬぉ、アスラン…あんたはもう…
バケモノたちのバトルに眼を奪われてよそ見をしていたシンは、飛び出してきた
アビスが放ったビームに咄嗟に背を向け、なんとブラストシルエットで受けた。
ええっ!?あ、あのな…おまえどれほどの火力積んでんだよそこに。
それをパージする時間と爆発する時間のタイムラグは主人公特権を発動。
シンにズバッと斬られた瞬間に死んでしまうムラサメやアストレイとは違って
インパルス本体は無傷。しかしあの至近距離で爆発して無傷ってなぁズルくねぇ?
アウルの死はこうして訪れた。
ストライクもインパルスも他の武器を捨ててアサルトナイフを持たせたら
最強無敵だが、今回インパルスは新たなる武器、ジャベリンで強敵を沈めた。
インパルス、またしてもフルチン戦法最強伝説を刻む<フルチン言うな
アビスが爆発した後、シンは海に浮かんでフォースシルエットを要求する。
浮かんで…って、浮かんで??もうブーストないのになんで浮かぶのだ?
あの、アビスかなり沈んでったんですけど。浅瀬…じゃないッスよね?
鳴り物入りだったはずのシルエットスタイルも簡単なバンクで換装終了。
種割れ同様PHASE12以来見た事もないデュートリオン・ビームも簡単に
照射されシンの虐殺ショーが始まる。ショーと言ってもメインの舞台は
キラきゅんとアスランが主役なのでシンは幕間劇なのだが。
飛べるようになればバンクで廻していつものようにザコ殺しである。
一方キラとアスランはまだ組んずほぐれつやっている。
「カガリ!」
馬場にぶん投げられたカガリの危機に珍しくキラの声も険しい。
アスランのしつこさにもそろそろイライラしているようだ。
一方元恋人の危機になど興味もないアスランはキラの声でようやく振り向く。
ムラサメ部隊はルナマリアを襲い、シンは一機ずつ確実に仕留めていく。
それを止めようとしたキラは再びアスランに阻まれ、イライラはピークである。
アスラン、どうでもいけど今はキラを止めるよりまずミネルバじゃないかな…
オーブ軍は地味ながらも何度もアタックしてミネルバを削っている。
ここでもキラが馬場のムラサメをちょちょいのちょいで翼を断ち切れば
とりあえず命永らえたであろう馬場一尉、エーゲ海の露と消える。
大活躍をさんざん邪魔をされたキラきゅんもそろそろ限界である。
黙って聞いていればいつまでも金魚の糞みたいにくっついてきやがって…
「アァスラァァンン!!!」
ヤバい、怒ってます。かなり怒ってます。
よくも邪魔を…僕の大活躍を邪魔してくれたね、きみ…
だってやってきたのはあっちなんだと急にしどろもどろになるアスラン。
戦わなきゃやられちゃうだろ!おまえ、俺がやられてもいいって言うのかよ!
ヤバい、動転して変なこと言い始めてるぞ。
キラもカガリも別にオーブに味方するために出てきたわけではない。
戦いそのものをやめなちゃ〜いと飛び出してきたのだ。
だからミネルバが落ちればいいどころかミネルバの危機も救いにきたのだ。
だからこそきみはヤツらのやってる事が「戦場を混乱させるだけだ」と言って
元凶であるキラを追いかけ廻してたんじゃないのか?どうしたんだ?
いつもはおとなしい(と信じている)キラが怒りを始めたので、今さらあたふたしても
言えば言うほどキラを追い掛け回してた言い訳くさくなるだけだアスラン。
主人公たちに顧みられないシンはとうとうソード・シルエットに換装。
悪鬼の如く戦艦を切り裂いたあの姿が再び甦る。バンクで。
そしてタケミカズチもへっぴり腰のユウナを乗せて前に出て来る。
これは互いのデッドラインだ。
引くに引けない状況になった両軍が最後の切り札を出してきたのだ。
サイクロプスであり、グングニル、ピースメーカーであり、ジェネシス。
こんな小さな戦闘でも最終ラインを割ったのだ。
バンクだけどね。バンク使うなよ〜〜ここ大事なシーンじゃないか…
怒りを爆発させながらもカガリを気にかけて戦闘を中断し駆けつけるキラ。
キラが動けば追いかける。キラが目的、キラしか眼に入ってないアスラン。
も〜ホントにしつこいなっ、アスランは!!!
ついにキラが真正面からアスランに向き合い、きみを討つと宣言。
SEEDではこの決意を(何度も)していたのはアスランばかりだったが
初めてキラが自分の意志を明確にし、アスランを自身を阻むものと見据えた。
追い込みすぎたな〜、アスラン。
キラはついに怒りを爆発させ、一気に種を割るちなみに今日は最強カラーの紫
種の割り方を忘れたアスランは一瞬出遅れキラを迎え撃つ。
討ち合い、離れた瞬間にどちらが正しいバランスを保てるかが勝負の鍵。
アスランは弾き飛ばされて振りかぶりすぎ、重心がうごかなかったキラは
小さく構えて左のマニピュレーターでもう一本のラケルタを繰り出して
ヴァジュラを持っているセイバーの右手を斬り飛ばす。そして…
コ、コマ切れ…!!!!!
キラきゅんのラケルタ二刀流でバラバラだよセイバー!
ボロボロ落ちていくセイバーの機体の向こう側でサーベルを構えるフリーダム。
もうその背景に成敗・正義・最強の文字が見えそうだよ私としては「エロ」を加えたい
ボーゼンとした顔のアスランはアラートと共に落ちていく。
キラ、おまえ…俺には自爆させろよな…
アスラン・ザラ退場。久し振りに戦ってみればキラはやっぱり強かった。
さらばアスラン・ザラ。無職男に勝てない職業軍人よ。
巨大な空母に取りついたシンはもう完全にバーサク状態だ。
近づこうとするストライクルージュにライフルを撃って威嚇し、
カガリを守ろうとした名もなきムラサメの戦士を殺した。
シン…きみは撃つたびに多くの同情票を失っていくんだよ…
いくらなんでもインパルス一機ではそんな大ダメージは与えられないんじゃ
ないかと思うんだが、ミネルバの攻撃もかなり当たってるのでタケミカズチは
ボロボロに。総員退艦し炎に包まれた艦橋には艦長のトダカが残る。
いや〜、しかしあのガンダム怖いね!
ゆっくりと艦橋を覗き込むガンダムが近づいてくる。
ズシン…ズシン…ヌーーーー…って、どう見ても悪者宇宙人みたいなんだけど。
怖いよ〜。ガンダムが怖いよ〜。シンが完全にキレ魔人になってるよ。
ああ…シン、なんの躊躇もなくタケミカズチ艦橋と恩人を対艦刀で両断。
なんの思いも葛藤もなく、シンはただの種割れ破壊マシンと化していた。
これではただの生きた兵器。キラ以上に精神が伴わない力馬鹿である。
ホントにもうスイマセン。
言葉もないです。
シンをこんなキャラにしてくれてありがとう。
ある意味すごい主人公だよね、こいつ…
今回はアウルというメインキャラ、トダカという人気キャラの二つの死という
衝撃回だったが、グチグチ言うのは女々しいと思いつつなんでここで…
しかも何の葛藤もためらいもないシンの手で殺すのさ…とため息である。
ただでさえ風当たりの強い主人公にまたしても逆風。
しかも一方では元(現?)主人公がついに怒りをあらわにし、
ごちゃごちゃうるせーと言わんばかりに親友を瞬殺である。
まさしく正義は我にあり。
力がアスランと我々の口をねじ伏せた瞬間は笑うしかなかった。
2人が振るった力はトダカと言う良心を葬り、アスランという理性を葬った。
結局SEEDの根本って力こそ正義・キラきゅんこそ正義なんだ。
私はね、カガリにまで攻撃を加えて、アウル殺して、種割ってキレまくって、
ザコたちを殺しまくりついにはトダカを一刀両断にしたシンより、親友と噂の
アスランに一言も言い返させず、セイバーを刻みつくしたキラきゅんの方が
よっぽど怖かったですそこまでやるかよ
今回セイバーとカオスをまさしく一瞬で全裸にしたキラ・ヤマト。
多分ヤツの女の脱がせテクニックはハンパなくすごい。
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